工事が始まりました。

2011/05/30

札幌市北区で、店舗の工事が始まりました。
平屋の木造です。
工事スタートから、工事の様子をお伝えしてゆこうと思います。

一番はじめは、「遣り方」です。

001ヤリカタ

「遣り方」とは?
建物が建つ基準を決めるために設ける仮設物のことです。
(ちょっと分かりづらいかも知れませんが・・・写真の木材がそうです)
スタート時のとても大切なものですが、基準が決まってしまうと、
不要となり、撤去されます。


地業工事

2011/06/08

今回は「根切り」と「地業」です。
基礎を造るために地面を掘削します。
(基礎を造るために地面の根を切り落とすことが語源と言われています。※諸説あります)

根切底に砂利を敷き詰め転圧してます。
これで地業工事の完了です。


これで基礎の鉄筋を組む下地ができました。


基礎の鉄筋

2011/06/10

基礎コンクリートに配筋する「鉄筋工事」です。
耐震偽装で話題になった鉄筋は、木造建築の基礎コンクリートにも入っています。
コンクリートは引張りの力に弱いので、その弱点をカバーするのが鉄筋の役目です。
大きな鉄筋コンクリート造の建物でも、小さな木造の基礎でも鉄筋が入っているのは同じなんですね。

引張りや曲げなどの力には、コンクリートに鉄筋が入ることで強度が上がります。
また、圧縮などの力にはコンクリートが鉄筋を保護します。
互いの弱点を補強しあう、理に適った構造なんですね。

鉄筋はコンクリートと一体にならないと、力を発揮できません。
そこで、「スペーサー」を設置して設計通りの所定の位置に納めます。

コンクリート製やプラスチック製など設置箇所によって違いますが、役目は同じです。
これによって、柱や梁の中で鉄筋が一方に偏って配置されたり、距離が空き過ぎたりすることを防ぎ、
鉄筋を均等に配置することができます。


コンクリート打設

2011/06/10

配筋が終えたら、コンクリート打設です。

所定の位置に配筋したものに型枠を建て込み、コンクリートを流し込みます。
この型枠を変えることで、コンクリートの表面の質を変えています。
コンクリート打放しや、木目を残したものなどもあります。(北海道知事公館を囲む塀は木目が残る型枠です)


二度目のコンクリートを打設するために、あらかじめ鉄筋を伸ばしておきます。
こうすることで一度目の部分と一体にすることができます。(上写真:鉄筋が何本か飛び出している)

基礎の上端にはアンカーボルトが出てきています。(下写真:緑色のテープが巻いてある部分)

これのアンカーボルトが土台の木材と基礎をガッチリ固定して荷重や震動を伝えるのです。


床の下 床の中

2011/06/13

コンクリートの型枠を外したら、床下を通る「設備配管工事」です。

今回の建物の床はコンクリートの上に床仕上をするタイプです。
ですので、事前に給水・排水管や各々の配管、配線をします。

床下を通る排水管は一旦建物の外に出てから道路側にある公共下水道につなぎます。
配管が完了すると、砂利を敷き込み床のコンクリートのための地盤を造ります。

そして、床下に熱が逃げないように断熱材を敷き、さらに床の配筋をしていきます。
この断熱材がないと、床から熱が逃げていきます。と共に床から冷気を感じます。
『頭寒足熱』などと言いますが、足が冷えることはからだ全体が寒くなり、室内が適温でも寒く感じる原因です。                               

この建物はフロアコンセントを使用するため、
床スラブに電気の配線ができるように、あらかじめ配管(写真:オレンジ色の管)をしておきます。

こうして、配筋とコンクリート打設を繰り返し、コンクリート造の部分は施工していきます。


配筋検査

2011/06/17

設計・監理の仕事は設計図を描いて、図面通り施工されているかを監理します。

先日書いた、コンクリート打設の前にも配筋検査を実施するのですが、
スペーサーの位置や配筋された鉄筋のピッチや径、
折り曲げた後の長さ(定着と言います。)など

   
   
     
   
   
   

  
間違いを指摘したり、設計の意図を伝えたりと、
良い建物を建てるためには、監理の仕事は設計以上に重要な仕事かもしれません。


建て方

2011/06/20

基礎コンクリートを打設し養生したら、次は木造部分の建て方です。

柱を建てて、小屋梁を組んで『建物』らしい形になっていきます。
柱だけの写真では、なんだかさっぱりわかりませんが、
実際中に入ってみると間仕切壁の位置がなんとなく感じられます。

今回の建物は平屋建てなので、この写真は小屋組になります。

最近では筋交いの代わりに、構造用合板を使用することが多いです。
構造用合板を柱の外壁側に貼り付けることで、耐力壁として設計できます。

基礎コンクリート打設前に確認していた、アンカーボルトです。

このように所定の位置に設置して、土台と基礎を緊結します。


防水工事

2011/06/20

柱や梁の軸組ができたら、防水工事です。
壁とか屋根の中身は防水されています。


これは屋根の防水ですね。この上に板金を葺いていきます。
陸屋根という形式で母屋で水勾配をとり、中心付近の白い部分に雨水をまとめて流します。

同じように壁も防水します。
今回は充填断熱工法ですので、透湿防水シートを貼ります。
これは室内の湿気が壁の中に入り込んだときには 透湿して通気層で排出し、
雨などが外壁から通気層に入り込んだときは、防水して壁の中には入れないという優れものです。

そして、写真に見える黒い部分は、躯体換気材です。
外壁下部から空気を流入して通気層に排出した湿気を、ここで換気したりなど重要な役割を果たしています。


内装工事

2011/06/22

石膏ボードで内部の壁を作っていく内装工事です。
ここまでくると、内部の広さを直接的に感じられます。

天井も同じように下地を組んで石膏ボードを張ります。
と、その前にポリエチレンフィルムを貼ることで天井への湿気の流入を防ぎます。
断熱材は湿気を含むと断熱性能が低下するので、それを防ぐためです。壁内も同じ理由ですね。
フィルムを一部だけ閉じないでおいて、そこから断熱材を吹き込むのです。


仕上工事

2011/06/22

石膏ボードを張ったら、仕上工事をしていきます。

照明のために天井から配線が下がっていたり、穴が空いていたりしますが、
この段階にきますと、ほぼ完成体として感じとってもらえます。

あらかじめ石膏ボードに開けておいたコンセントの穴です。
ビニールクロスが仕上がってからコンセントのプレートを付ければ、
いつものコンセントの出来上がりです。

コンセントは壁の中なので、あらかじめどこに必要か。
どの高さに必要なものがあるのか、と打合せをします。


家具工事

2011/07/06

内装が仕上りますと、次は家具です。

バックヤードの棚です。

今回はオープンまで日もないので、建築屋さんに無理なお願い。
内装が仕上がったので、オープン日向けての準備をさせていただきました。

椅子も納品されます。


ロールスクリーンも設置して、残すは残工事と役所検査です。


完成引渡し オープン

2011/07/29

役所検査を無事終えると、オープンに向けての準備です。

看板を取付て、外装の完成です。


ロールスクリーンや家具を搬入して、無事オープンです。


北区・店舗新築、根掘り作業中です。

2012/11/30

基礎をつくるために、必要な深さまで地面を掘ってゆきます。
完成すると見えなくなってしまうのですが、大事な部分です。
この作業工程は、「根掘り」と呼びます。
これを見ると、いつも古墳を思い出してしまうのは・・・、
わたしだけでしょうね・・・(^^;)