収納の代わりに窓にしてみては

2011/09/05

少し遅くなりましたが先日、話題の『断捨離』を読みました。

今使わないものは、『今の自分に』必要ではないもの。
精神的な不安などから、物を貯める。
ストックする。
だから部屋が片付かない。
だから部屋に埃が溜まる。
だから気分も良くならない。
だから掃除もはかどらない。
そして、散らかり放題。
という、悪循環。

ストックしないと不安な気持ちを『断』して
今、必要ないものを『捨』して
悪い気持ちや不安、物への執着から『離』する。

簡単に説明するとこのようなことです。(著者の方、簡単過ぎてゴメンなさい)

これはなかなかの上級テクです。
実際に著者の方の講座に参加して手ほどきを受けると、何とかなりそうな気がしますが、
著書を読んだだけで実践していくのは、なかなかむずかしいのでは。

建築設計する際にもやはり、主婦の方には『収納多めに』と希望されます。
もちろん、収納は多めに計画しています。
ですが、一般的に床面積の10%から、多くて15%程度でしょうか。

建築家の故・宮脇壇は
『キッチンの吊戸棚は窓にでもして景色を眺めて楽しく料理でもしてみては』
と言っていました。
現代日本の食文化になると、和食、洋食、中華と種類が豊富で、
それに合わせた食器、鍋や調理器具が必要なので、なかなか難しいことです。
ですが、住宅のキッチンはレストランの厨房とは違います。
単なる作業場ではありません。
機能的であることは必要ですが、
楽しく料理ができなくては、そこはもう単なる作業場でしかありません。
作業場なのであれば、いっそのこと旦那様から夕飯料金を頂きましょうか。
旦那様が帰宅した際に、『へい、いらっしゃい』とでも言ってみましょうか。

私達もよく、計画段階で物を整理されることをご提案します。
もちろん、皆様も理解されています。
ですが、なかなかうまくいかないものです。

収納のための建物を建てられる人はよいのですが、
一般的には収納を多めにした分だけ居住面積が狭くなります。
隙間収納などを沢山造ると、その分予算がそちらに回ります。

限りある予算。
限りある面積。
せっかく建てる家ならば、断捨離を駆使してでも
最大限の居住面積と一般的な収納で、
快適に暮らしてみてはいかがでしょうか。

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